林幸治郎のちんどん芸能マニアックサロン/チンドン屋の口上とは? その失われた源流、庭神楽(ニワカ)の研修報告 開催します 9月9日(日)

そして、2日に続き翌週日曜日の9日には、以下の内容で開催です。

「林幸治郎のチンドン芸能マニアックサロン」
~チンドン屋の口上とは?その失われた源流、庭神楽(ニワカ)の研修報告~

いまだに、「チンドン屋さんって、独特の面白い口上を言われるんで しょう?」と聞かれることが度々あります。僕がこの稼業に入門当時、40歳ほど上の先輩方(多くは旅役者からの転入組)から、「昔は、やたら長い口上を言う東西屋さんというのがおってなあ。今は、そんなんは流行らんけど」というのもよく聞かされていました。僕は、その「やたら長い口上」が知りたかったのですが、その先輩のほんのわずかな記憶しか得られませんでした。
というわけで、僕は、失われた「口上」を、なんとか伝統話芸をヒントにして再構築できないものかと考えていました。漫才も、元は「萬歳」という放浪の祝福芸で、その祈祷演目の息抜きにやっていた「軽口」というのが、今のしゃべくり漫才の感覚でしょうね。その「軽口」に簡単な扮装と芝居のパロディを入れたのが「ニワカ」。この感覚は、チンドン屋の仮装と繋がるような気がしました。
はたして、ここに「口上」のヒントが見つかるのでしょうか?「ニワカ」チンドン屋の口上を生んだ母、あるいは、育てた母といえるのかどうか。新国劇の極めつけ「瞼の母」の名セリフに「おかみさん、もしや、あっしのような年頃の息子を生んだ覚えはござんせんかい?」というのがあります。芝居と同様、「あんたのようなチンドン屋を生んだ覚えはないねえ」と言われてしまうかもしれませんね。まあ、下手な考察は別にして、今回は、若い仲間と「ニワカ」「名鳥銘木」「あほだら経」を再現します。毎度、下手ながらではありますが、どうか御寛容の心で御笑覧いただければ幸いです。

【日時】 9月9日(日) 17:00~18:00
【会場】 東西屋(大阪市中央区上本町西2-6-21)
地下鉄谷町線・鶴見緑地線「谷町六丁目駅」③出口より3分
【出演】 林幸治郎・仮屋崎郁子・青木美香子・岡たまき
【会費】 500円 ★ドリンク(ビール、チューハイ等)は別途150円
■ご予約・お問合せは(有)東西屋 TEL06-6764-1984 office@tozaiya.co.jp

参加者が20名を超える場合は、ご入場できない場合もありますので、ご了承ください。

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