4月3日~5日「第55回全日本チンドンコンクール/本選」【富山市・県庁前広場】その2

昨年に続き、ちんどん通信社からは3チームが本選会へ勝ち進んだわけですが、予選時の獲得点数で言いますと、何と1.2.3位を独占!
これも、初めての喜ばしいことであります。
本選は、前日の上位8チームによるトーナメントで対戦。9名の審査員による「どっちが勝者か、赤白の旗挙げて~」の多数決対決です。
前日予選終了後の抽選会で、一回戦の相手チームが決められまして、何とか当社同志での初戦は免れました。しかし、勝ち進めば、同部屋対決は必至 

…さあ、どうなりますことやら~では、本年は試合後との報告で参ります。

【トーナメント第一試合/札幌パラダイスちんどんVS政丸
◎スポンサー「ファボーレ」

政丸は本選会に臨むにあたって選んだネタは、ズバリ「三国志」。
故事成語の「矛盾」をテーマに、ショッピングは元より、グルメ、天然温泉まで楽しめるファボーレの利用を巡り、槍を手にした内野扮する張飛と、

楯を持つ瀬戸の関羽の主張がぶつかる…という運び。
8対1で、政丸の快勝!

【トーナメント第二試合/かわち家VS菊乃家・遊組】
◎スポンサー「北日本新聞」

昨年度準優勝チームの長崎・かわち家は、予選4位での本選会進出。
菊乃家〆丸親方の薫陶を受けた、師弟チーム対決は9対0で、兄弟子・河内隆太郎率いる河内家の圧勝。

【トーナメント第三試合/囃子座VS作芸人磨心】
◎スポンサー「大阪屋ショップ」

(有)東西屋と(有)作芸人磨心事務所の「社長」対決
囃子座は、次郎長伝より「本座村為五郎」のくだりをモチーフに、ここでは小林が次郎長に、林が為五郎に扮してのショートストーリー。

石松だまし討ちの陰惨な描写が、実はブリの切り身の話しだった?7対2で順調に準決勝進出。

【トーナメント第四試合/茶目丸VSこんぺい党】
◎スポンサー「富山けいりん」

初戦最終試合、茶目丸が迎え撃つチームは、今年初出場でリーダー堀内ちよみ氏の長女・まなちゃん母娘で出場の福岡・こんぺい党。
奇しくも、風見花とまなちゃんの二世対決となりました。

茶目丸は、お座敷遊びの定番?「野球拳」をネタに、ステージを華やかに彩り、5対4で茶目丸に軍配が挙がりました。

【トーナメント準決勝第一試合/政丸VSかわち家】
◎テーマ「ポートラム」

準決勝は、政丸対かわち家因縁の対決です。
昨年度準決勝の敗北の雪辱をはらすべく、「三国志」ネタ第二弾で斬り込みます。今回は、内野張飛と、花田劉備のもめ事。まきぞいを喰ったかに見

えた、瀬戸関羽が実はその原因か?
しかし~かわち家のお家芸にまくしたてられ、2対7で雪辱ならず涙を飲む。

【トーナメント準決勝第二試合/囃子座VS茶目丸
◎テーマ「富山のおさかな」

さあ、来るべくして参りました、同部屋&父娘対決です。これには、会場内も大変沸きました。
囃子座は、再び林が次郎長となり、小林はお馴染みとなった女形…次郎長夫人のお蝶役。
夫婦の痴話喧嘩が、小気味よいテンポで笑いを誘います。

茶目丸チームは、のどかな芸妓衆の会話で、客の口元をほころばせ、舞台狭しと舞う風見花の妖艶さを前面に勝負に臨みます。

5対4…わずか1点の差で、囃子座が決勝進出。この結果には、茶目丸チームも大満足だったようです。

【トーナメント決勝戦/かわち家VS囃子座
◎テーマ「富山のくすり」

さあ、最終決戦は、ご存じ「石松三十石船道中」。林が森の石松、小林が乗り合い舟の客となり、おなじみのやりとり。次郎長一家を賞賛する客に「飲みね~飲みね~」と、石松がすすめるのは富山の薬の数々。

虎造ばり?の林の名調子もキマり、辛勝ながらも5対4で宿敵かわち家を撃破し、囃子座みごと二連覇に輝きました。

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