初のちんどん屋研究書『ちんどん屋の響き~音が生み出す空間と社会的つながり~』の日本語訳版がついに出版です!
長年懇意にさせていただいております、ボストン大学民族音楽学教授・アベマリエさんにより
2018年に発行されました、ちんどん屋研究として初の国際的学術書ともいえる
『Resonances of Chindon-ya: Sounding Space and Sociality in Contemporary Japan』が
今回、ポピュラー音楽研究・近現代音曲史研究の大阪大学人文学研究科教授・輪島裕介さんの日本語訳で
満を持しての出版となりました。
20年近くちんどん屋研究のフィールドワークを続けた阿部万里江さんの見地が濃縮されている1冊です!
ちんどん屋の音や身体性を通して、近代日本の日常的な社会性と公共空間の移り変わる様子を
「響き(Resonances)」というキーワードを基に読み解いていく内容で
ちんどん通信社にまつわる内容もさまざまな観点から取り上げられています。
日本語訳版出版により、ちんどん屋やちんどん通信社について
もっと多面的に知りたいと思ってくださっている皆様に
より気軽に手に取っていただけるようになりました。
アベマリエさん、輪島裕介さん、出版元の世界思想社の皆さま、そして関係者の方々に改めて深く感謝いたします。
発売は3月20日頃で、只今絶賛予約受付中です。
東西屋関連作品ページにリンクされている、書籍詳細のサイトより、是非ご予約・ご購入をお願いいたします。