4月5日~6日「第43回全日本チンドンコンクール」【富山市・県庁前広場】その2

各チームの予選順位を記しましたので、お分かりと思いますが、ちんどん通信社5チームとも上位入賞は、まずまずの結果と思ってください。というか、茶目丸チーム、玉之助チームともの僅差だったことが、悔やまれますね~
という事で、明けて日曜日…囃子座、政丸、卯之丸の3チームが決勝に進出、他上位入賞5チーム、つまり全8チームでのトーナメント戦でございます。
予選は、9名の審査員による点数合計の順位でしたが、決勝は対戦ごと「どっちが勝者か、赤白の旗挙げて~」の多数決対決です。

◎卯之丸チームは、東京の「菊之家・遊組」チームと対戦。今回のスポンサーは、北日本新聞
予選と同じキャラクター設定で、ネタを練り直してのチャレンジ。
惜しくも6対3で敗れましたが、審査員である舞踊家の先生より「舞踊賞」をいただきました。

◎政丸チーム、順々決勝の相手は、東京の「東京チンドン倶楽部」チーム。スポンサーは、ファボーレ(ショッピングセンター)。
舞台狭しと…とは、このことでしょう~皆さんお気づきとは思いますが、政丸の仕掛けものは、基本的に「持ち物」であります。つまり、ステージ上に置かれた大道具ではなく、楽器や体のどこかに纏った仕掛けでして、それがこのチームのこだわりでもあるわけです。
9対0のパーフェクトで準決勝へ進みます。

次なる相手は、リーダー花田雅史の永遠のライバルにして朋友でもある、河内隆太郎氏率いる、長崎の「かわち家」チーム。テーマは「ますの寿し」(この準決勝からスポンサー宣伝から「富山テーマ」に切り替わります
上位入賞チームとして、おなじみとなったかわち家は、初戦で強豪、福岡「アダチ宣伝社」チームを下し、モチベーションも最高潮…リズミカルでユーモア満載の「かわち家お家芸」で立ちはだかります。

結果は…う~ん、残念ながら軍配は、かわち家にあがりました。
政丸チーム、連覇ならずで、同門の囃子座の雪辱をゆだねます。

◎囃子座チームの初戦は、地元富山の「作芸人磨心」チーム。スポンサーは、大和デパート。
ちんどん屋の伝統的な口上から始まる、林&川口のボーイズ調漫談に、絶妙の演奏が絡み、居並ぶ審査員を唸らせ、さらに駒を進めます。

準決勝の相手は、、卯之丸チームを破った「菊之家・遊組」チーム」で、テーマは「越中おわら節」…ここで再び、小林女形の登場。「瞼の母」をモチーフにした、林幸治郎お得意のショートコント。
おなじみ、忠太郎が母親を訪ねるクライマックスシーンのパロディに、場内大爆笑!見事決勝進出。

さあ、決勝は政丸チームを破って勝ち上がってきた「かわち家」チーム、テーマは替わって「富山のくすり」。ここで、囃子座は畳み掛けるように、「瞼の母」の続編?で挑み、さらに観客・審査員を唸らせ、文句なしの最優秀賞を手に入れました!

以上、本当に駆け足でのご紹介(それにしてはアップが遅い…スイマセン)でしたが、「もっと、コンクールのいろんな写真を観たい!」という方に朗報です。
おなじみ、上間あきひこ氏の「ちんどんフォトアーカイブス」(国内編2007~20008年版)のサイトに、早々と、今回のコンクールの写真が豊富にアップされております。

「ちんどんフォトアーカイブス」は、こちらからどうぞ!

という事で、来年は3年に一度の「大阪チーム合同ステージ」(予定)が土曜日の夕方からあったりと、さらに見どころ満載のコンクールになると思います。今から、楽しみにしていてくださいね~

最後は、ふうちゃんサービスショット …さようなら~

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