この秋から始まります、林社長の「講義」その名も『現代ちんどん屋論』のお知らせです。
主催は、2007年に林社長が客員講師を務めたことのある、京都造形芸術大学です。
今回は、同大の学生のみならず、一般の方も受講できるオープンキャンパスシステムとなっておりますので、ご興味あるかたは是非お申込みください。以下、概要をご紹介いたします。
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【京都造形芸術大学・秋季の芸術学舎】
「商い」と「芸能」を結んだ文化『現代ちんどん屋論』
【開講日時】 2012年 10/03(水)、17(水)、31(水)、11/14(水)、28(水)計5回 いずれも19:00~21:00を予定
【会 場】 京都造形芸術大学・大阪芸術学舎大阪サテライトキャンパス
【定 員】 40 名
【対 象】 「情感のコミュニケーション術」を身につけたい方
【講 師】 林幸治郎
【受講料】 15,000円
【概要】
現在、テレビをつければ夥しい数のCMが、高度な映像表現として受けとめられている。では、マスメディア誕生以前はどのような形でそれが行なわれてきたのか?伝統的広告芸能パフォーマンスとされる「ちんどん屋」の発生と、その推移を見ながら、日本独自の視聴覚文化を再確認した上で、講座終盤には実際に「ちんどん屋」パフォーマンスを体験実演してみます。
ネット社会、グローバル化が拡大する中、特に若い世代において社会生活での直接的対人コミュニケーションの貧困化が進む傾向にあるが、その活性化のヒントを汲み取っていただきます。
【スケジュール】
■10/3(水)「広告芸能〜ちんどん屋の誕生〜」
幕末から明治にかけて「口上」広告の発生しました。
楽隊広告、仮装広告と変化、統合されながら、唯一の「マスメディア」として機能していた時代を振り返り、その成立させた先行芸能と輸入文化とのコラボの世界を学びます。
■10/17(水)「ちんどん屋〜下町の風物詩の時代〜」
大正から昭和、戦後にかけて、少人数によるゲリラ広告集団「ちんどん屋」の隆盛期を、画像・動画もあわせて考察します。
■10/31(水)「ちんどん屋はコラボの世界」
ちんどん屋は大衆芸能の様々なジャンルの人材のコラボレーションにより独自の表現を形成してきました。
その多様な人材面の今と昔を講師自身の活動をまじえながら考察します。
■11/14(水)「街と人、出会いの方法論」
実際にちんどん屋は、どうやって街を廻っているのか?
グループとしての行動と、メンバーの役割分担(「見せる」「聞かせる」「話を聞く」「統率する」など)を学びます。
さらに次回の実習(教室内)にあたっての、グループ分けと実践指導を行います。
■11/28(水)「実際にやってみよう!ちんどん屋」
グループに分かれて、伝統的あるいは未来的「ちんどん屋」をデザインし、教室を街に見立てて、それぞれのパフォーマンスを発表。人に近づいてもらえることの楽しさと難しさを学びます。
【講師紹介】
林幸治郎(ちんどん屋、有限会社 東西屋 代表取締役)
1981年より、伝統的広告芸能「ちんどん屋」の世界へ。
「アジア伝統芸能祭」出演(01年/ニュージーランド)「全州世界ソリ祝祭」(02年/韓国)出演「NHK松山『松山築城物語』」企画制作(11年)
阪南大学、大阪産業大学、大商大高校などの特別授業講師。岸和田観光振興計画策定委員(07年)
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申し込み、お問い合わせは京都造形芸術大学・大阪学舎までお願いします。
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