CD

オーロラは、夜空に波立つ光のカーテン、天空の神秘です。地球の磁場と太陽風との奇跡の作用による、いわば光の交響楽でしょう。いつの日か見てみたいのものだと空想しつつ、チンドン屋に加わりラッパを吹き、街を徘徊していました。そんな思いを胸に秘めながらも、眩しい真昼の光の反射とともに、耳に入ってくるのは、先導する太鼓の親方の唸るようなダミ声でした。その咆哮は、鉦や太鼓、ラッパの残響と溶け合い、まるで、夥しい蝉の声明を聞きながら無限の森を歩いているような錯覚を陥ったものです。そんな昔の記憶を辿るうち、気がつきました。地上から天空を見上げるように、遥かな明星から地球を見下ろせば、どう映って居るのでしょう？ひょっとすると、この僕らの平凡なる日常もまた、オーロラのように、時折、神秘な光を放っているかもしれないのです。ただ、白昼ゆえに、はっきりとは見えにくいのが残念ですが。このCDは、そんな僕の妄想に付き合って頂いた地上の天使たちによる音の儀式です。
（林幸治郎）

05年のライブ競演がきっかけで始まった沖縄民謡の大御所大工哲弘氏との交流ですが、話が盛り上がりついには共作名のCDが発売！ちんどん通信社以外にも豪華な方々がゲストで登場。ファンの方には「この人があの楽器を？」というようなマニアックな楽しみ方もどうぞ！

ちんどん通信社CD第四弾「I'll take that ching-dong jazz music」は「ちんどんジャズの誕生」と銘打っての、ニューオリンズジャズの名曲、レア曲を、ちんどん通信社オリジナルアレンジバージョンでお贈りする、全世界の音楽シーンが震撼？したアルバム。ゲストに浪速の演歌師・田浦高志氏、関西ナンバーワンの呼び声も高いトロンボーン奏者・田辺嘉久氏、ジャズピアノ界の貴公子・井山あきのり氏を迎え、白熱のちんどんジャズ演奏が誕生しました。

東西と～ざい！当世流行りの和洋折衷雑多音楽ご開帳でござ～い！浪華の街頭宣伝音楽隊、ちんどん通信社入魂の力作、遂に登場！鬼才、林幸治郎・プロデュ－ス〈チンドン・アラカルト〉第一弾！

心なごます妙な響き、お聞きいただく鳴り物は、路地裏は一級の芸術品、新時代にふさわしき天然の音楽なり‥‥なんと時代錯誤な事に、マイク一本のみの完全一発録音。浪速の演歌師・田浦高志をゲストに迎えた待望のCD第2弾！

街頭宣伝17年。日本を代表するちんどん屋、林幸治郎が率いるちんどん通信社の初CDが遂に登場！ジンタ・お囃子・歌謡曲・演歌・ニューオリンズジャズ等が渾然一体となった、日本の街頭の音の記録。これが元祖ストリート・サウンドだ！