ステージショウではない、パレード出演で7名編成という贅沢なチームでお邪魔しましたのは、石川県は能登半島に位置し、漆器で有名な輪島市主催の「輪島市民まつり」であります。
海沿いの目抜き通りや朝市でおなじみの商店街などを通る「倭の島大パレード」は、過去ずっと地元の学生ブラスバンドや各団体、企業が参加されるのが通例だったそうです。
本年は、市の商工部担当者から「隣県で有名な富山チンドンコンクールで知名度の高い、ちんどん通信社の一行を招いて、パレードをより華やかにして欲しい」という、誠に光栄なオファーがあったのでございます。
「いかに隊列をもって美しく歩くか」これそ、ちんどん屋の真骨頂であります。
パレードに同行した市長さんが、汗だくになって沿道の人たちにノベルティを配っておりまして、おのずこの土地に住むの人々の市民性がわかるような気がしました。
朝市商店街には、輪島市が生んだ漫画家・永井豪氏を仰ぎ「永井豪記念館」が建てられておりまして、看板に描かれたデビルマン、マジンガーZ、キューティハニーなどのヒーローたちが、静かな北陸の小都市を見守っておるようでした。