「ちんどん屋さんに来てほしい」という依頼の目的は、本当に千差万別です。そんな中で、この夏休み時期に、より多くオファーをいただくのが「子供たちにちんどん屋を見せてあげたい」というものです。
という地元青年部担当者の、アツい想いに応えるべく、行って参りましたのは、岡山県新見市の山間部。ひょいと手を伸ばせば、広島県にも鳥取県にも指先が届くであろう、千屋の集落です。
今回は多くを語らずとも写真を見ていただければ分かると思いますがね。
出発してからゴール地点にたどり着くまで、山間にこだまする「ちんどんの音」を耳にした、子供たちがどんどん雪だるま式に増えていきます。けもの道とも畦道ともつかぬ路地を縫って往く、和製ハーメルンの笛吹き男たちの姿は、立ち上る陽炎の中で、真昼の幻影を見ているようでありました。
そうそう、今回も前回(有田)と同じパターンで、ココちゃん&ぴんきーちゃんも呼ばれ、これまた大人気を博しました。
終了後、青年部担当者の満足げな表情に、我々もホッとして会場を後にしました。そして何より、子供たちにとって、忘れられない夏休みになるであろう事を祈りながら…