10月13日「楽劇団ちんどん通信社/秋の色種 野漠の賑わい」その2【大阪城公園・円形劇場ラフレシア】

林&風見花父娘が舞台狭しと舞う『連獅子』は、久里丸プロデュースによる「ライオン靴磨き」の街頭宣伝。

なにわの演歌師・田浦高志の「船頭小唄」にのせ、大正から昭和に移行する時代、ユーモアと悲哀たっぷりにちんどん屋夫妻を演じるは、寺井&月見の名コンビ。

従来の公演では、歌手としてお招きすることの多い田浦さんを、今回は役者として抜擢。
戦後の好景気に沸く、市場の理事長役で、なかなかの好演が光りました。

花田&内野コンビで、「ちんどん屋の街頭寸劇」の再現です。
もう、ご覧になられた方も何人かおられると思いますが、おなじみ「名月赤城山」の一節を、人形ぶりにて…

そして、やっとこさ<ちんどん屋生活四半世紀>を越えた林、小林、川口3人…その前には、何やら墓石にようなものが登場。

天を仰ぎ見ながら、風見花の打ち鳴らす、黄金の拍子木に誘われ、TAMAの弾き語りが。
そして、物語は大団円へと…

迎えましたエンディングは、再び総出演による「SING ON」(CD「パレード」収録)の大合奏。
そのまま、テントを出て、お見送りの演奏~それまで、テント内で響いていた曲が、一気に晴れ渡った大阪城公園に広がり、行楽のために訪れていた家族連れやカップルも、笑顔でこたえてくれるシーンも。つまり、ここまで含めて「ちんどん屋」の真髄を描いているのでございますねえ

ということで、今回の公演のお誘いを受けてから約半年あまり。メンバー一同「いったいどうなることやら」と思っておりましたが、大きなトラブルもなく、無事終えることができました。改めまして、関係者の皆様に、お礼申し上げます。

えっ?この作品どこかで再演ないのかって?
それについて考える前に、ちょっと一服させていただきます
そうそう年末公演はやります(現在日時思案中)ので、どうぞご期待下さい。

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